こどもの弱視②|弱視確定診断前の検査について
こんばんは。夜中に失礼いたします。pipiです。
今日はちょっとお疲れモードなのですが、弱視についての記事が更新できていなかったので、更新させていただきます。
私も息子が弱視疑いのときには心配で色々調べまくっていたので、少しでもこれから検査を受ける子を持つ親御さんのお役に立てればと思います。
前回の記事はこちらです。
pipi-renai-kokoro.hatenadiary.com
弱視確定診断を受ける前の検査について
自分自身がメガネやコンタクトではない場合、眼科での検査ってイメージが付かないと思うのですが、痛いことはしないのでご安心ください。
簡単に説明すると、
- 7日間、家で朝晩目薬を朝晩さす
- 病院で屈折検査をする
だけです。
普段私たちが生活しているときって、目の筋肉が緊張したり、弛緩したりすることで無意識にピントを調節しています。
ただ、検査をするためには、ピント調節筋をお休みさせてあげることが必要。
大人が屈折検査をする場合、検査当日に目薬をさして、目の調節を休ませて検査するのですが、
子どもの場合は、当日に目薬しただけでは目の調節を休ませることができないそうなんです。
この屈折検査によって、近視、遠視、乱視の度合がわかり、メガネの処方せんを作ることになるので、
正確な値を知るためにも、1週間前から目薬を点眼する必要があるようです。
7日間、朝夕の点眼を続ける
こんな感じでゴロンと寝かせた状態で目薬を点眼します。
私は絵心が皆無なので、無料のイラストを使用させていただきましたが、
実際は両脚の間に寝せる感じで動かないようにおさえたほうが上手く点眼できるとおもいます。
薬の種類や処方量などは病院によっても違うことがあると思うのですが、うちの子の場合は、アトロピン点眼液1%でした。
これを両目に朝・夕、一滴ずつ点眼します。
これにより、
- ピント調節が効かないため、目がぼやける(特に近くが見えにくい)
- 瞳孔が開いた状態のため、光をまぶしく感じる
ということが起きます。
遊びや外出については特に制限はしないよ~と言われたのですが、結論から言うとまぶしすぎて日中出かけるのは無理でした。
私の息子が点眼をした時期が8月の日差しが強い時期だったということもあるのですが、
日中の車内でも帽子のツバを顎まで下げたくなるくらいまぶしかったようです。
帽子をとって、まぶしくて開けようとしても開かない目を私に見せて、目がこんなんなっちゃった…と。
もう買い物等は諦めて、基本的に日中は家で過ごすことにして、夕方日が落ちてから散歩に出るようにしました。
ぼやけることに関しては、うちの子の場合はそこまで危険なことはありませんでした。
でも、つまづいたり、ケガをする危険がないように、いつも以上に見てあげる必要はあるかと思います。
点眼の時間ですが、朝夕と書かれていますが、お昼寝の時間、夜寝ている時間などにずらしてもOKとのことでした。
寝ている間のほうが点眼しやすい子もいると思うので、かかりつけの病院で聞いてみるのが良いと思います。
【副作用】微熱や顔が赤くなることも
注意する副作用として、顔面が赤くなることや発熱が見られます。必ず起こるわけではないのですが、日最高気温の平均が30度を超える暑い時期に起こりやすいそうです。
気になって色々調べてしまいました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorthoptic/43/0/43_043F122/_pdf/-char/ja
実際に私の息子が点眼していたのが8月。そして今年の夏はかなり暑かったので毎日30℃越えでした。
うちの子も一度だけ短時間外に出てみた時に顔面が赤くなり、37℃程度の微熱がでました。
これはアトロピンの作用によって発汗が抑制されて体温調節ができなくなってしまうために起こるそう。
なので、点眼後に1~2分程度目頭を押さえて、薬が身体に吸収されないようにすることが必要です。
副作用がおこったとき、息子が嫌がってしまい、目頭を押さえるのが甘かったんですよね。
それから点眼後はしっかり目頭を押さえるようにしたところ、副作用は起きませんでした。
多分3歳くらいの子って嫌がると思うのですが、言って聞かせて無理なら、脚でしっかり押さえてでも、目頭を押さえてあげたほうがいいと思います。
(※目頭を押さえる力は、そんなに強い力でなくて大丈夫です。)
副作用が起きることのほうがこわいので。無理なら迷わず病院に相談しましょう!
あとは、できるだけエアコンで過ごしやすい温度に調整することも心がけていました。
あともう一点注意点としては、1滴出そうと思った時に2~3滴入りそうになってヒヤッとしました。
力加減は初めにティッシュとかに出して確認しておくと安心だと思います。大量に入ったら副作用も起きやすくなると思うので。
繰り返しますが、とにかく不安に思ったことなどは、迷わず相談してOKだと思います。
だって初めてなんですから。不安ですよ。
それまで3歳息子とは毎日のように外遊びに出かけていたので、検査を機に家で楽しめる砂遊びグッズを購入しました。
あとは絵本も追加で購入しましたね。
絵本に関しては面白いものが結構あったので、また別でご紹介したいと思います。
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検査当日の屈折検査について
なんとか7日間の点眼を終えて、ついに当日。
屈折検査って何??って思うかもしれませんが、アンパンマンのパン工場を見るだけです。
この穴を覗いて、中に見える赤い屋根の家を見るだけ。
それで近視、遠視、乱視の度合いが分かります。
結果、弱視ですね。ということでした。
遠視については成長と共に良くなる可能性はあるようですが、近視は成長に伴い、ある程度進んで行くそう。
息子の場合は、両目に乱視が中等度入っているそうで。息子の目で見たら、どんな風に見えるのか…全く想像できません。
弱視の治療って言うのは、裸眼での視力をあげるということではないんですよね。
乱視や近視が完全に治るための治療ではなく、メガネをかけた状態での視力をあげるということです。
目の前に見えるものをメガネで矯正し、ピントの合った像を認識できるようになるということ。
私、最初は早期に治療を始めれば、裸眼で生活できるようになるのかと思っていたんですけど、どうやら違うようで。
もちろん、両目が遠視という子は、成長に伴ってよくなって裸眼で生活できるようになることも多いのだと思いますが、
近視の場合は成長に伴って良くなることはないそうなので、息子は3歳にしてメガネと共に人生を生きることが決定しました。
大きくなればコンタクトにしたり、レーシックなんて手もあると思いますが。
ただ、弱視のままでいたら、たとえメガネやコンタクトで矯正したとしても、ハッキリクッキリとした世界を見ることはできないのかと考えたら、
“メガネやコンタクトをすれば鮮明に見える”ということだけでも充分しあわせなことじゃないかと。
だって息子と同じ景色を一緒に見ることができるんですから。まだ治療は始まったばかりですけど、その希望が持てるだけで嬉しいです。
でも、私の顔もパパの顔もなんか違うように見えているのかな…とか、トーマスとか一緒に見た虹とか、そういうものも、なんだか歪んで見えていたのだろうか…とか、
その時は色々考えてしまいましたね。気づけなかったことを責める気持ちもありました。
足でおもちゃを何度も踏んづけたり、物を良く落としたりしていたことも、
立体的に物を捉えることができないからなのか、距離感がつかみにくいからなのか…
とか考えて、怒ってしまったことも色々と反省しました。
でも、今は前向きになりましたね。
子どものメガネ生活って不便だよな…と思っていましたが、街に出ると結構いるんですよね。眼鏡かけている子。
なので、うちの子だけが…なんて思わないで大丈夫ですよ。
もちろん、なんで??っていう気持ちがなかったわけではないです。
むしろ、一時期めちゃくちゃ落ち込みました。
でも、悲しんでる暇があるなら、メガネをかけた息子と一緒に色んな景色を見に行こうと思いました。
眼科に行くことを楽しいことだと思ってくれている息子にも助けられましたね。
前回紹介したメガネの絵本
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これ、私が購入したときは、付録としてカエルさんが付けているような丸い形の紙のメガネがついてきました。
それで厚紙でできた無地のメガネに色を塗ったりして自分だけのメガネを作ることができるんです。
それで息子はメガネが気に入ってくれたよう。内容も結構面白くて読みやすいので、今でも繰り返し読んでますよ。
この本は本当に買って良かったなと思います。
あとメガネかけるのに役立ったのはミニオンです!
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全然意識してなかったんですけど、ミニオンってメガネ?ゴーグル?つけてますよね。
私がメガネかけようって言ってもかけてくれなかった最初の頃に、ミニオンを持って“僕とお揃いだね!”と言ったら、すんなりメガネをかけてくれました。
なんなんでしょうかね。
ママのいうことは聞かないのに、キャラクターの言うことは素直に効くんですよね。汗
ただこのミニオンの目覚まし時計、夜中とか変な時間に鳴ると焦るぐらいの音がなりますのでご注意ください。
音というか、ミニオンの叫び声というほうが正しいですね。笑
ブログを書いていたら、予定していたよりもだいぶ時間が過ぎてしまいました。
皆さんも休める時にゆっくり休んでくださいね。
近々、こどものメガネ選びについての記事も書こうと思います。
誤字脱字等かなり多いかもしれませんが、最後まで読んでくれてありがとうございました。